巨人の戸郷翔征投手(25)が16日、G球場で投手練習を行い、先発ローテーションをけん引する覚悟を語った。開幕投手の最有力候補だった山崎が右肩コンディション不良で離脱。

ドラフト1位・竹丸が務めることに悔しさをにじませつつも、「僕も負けないように」と、不在の穴を埋めることを宣言した。先発する17日のヤクルト戦(東京D)がオープン戦最後の登板となる見込み。27日の阪神戦(同)で開幕するシーズンへ、不安を感じさせない投球を目指す。

 淡々とした戸郷の口調の裏に、悔しさがにじんだ。「僕自身も狙っている場所だった。もちろん悔しい気持ちしかない」。開幕投手の最有力候補だった山崎が右肩コンディション不良で離脱。しかし“代役”は竹丸に決まった。3年連続の大役を逃した悔しさを押し殺しながら、ドラフト3位・山城とも開幕ローテの枠を争っている現状を踏まえ「新人の2人もすごい投球をしているので、僕も負けないように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 山崎不在の穴を埋める。4年間、先発ローテの中心をともに担い、昨季チームトップの11勝を挙げた2学年先輩の盟友を「昨年あれだけ活躍したので、もちろん疲労も溜まっていると思う」と思いやった。チームにとって大きな痛手だが「伊織さんが帰ってくるまでいい形で、いい順位で迎えられたら本人も楽に投げられると思う。

僕らがあとはカバーするだけ」。復帰まで踏ん張り続ける覚悟だ。

 まずは自身がオープン戦で結果を残すことに集中する。先発する17日のヤクルト戦(東京D)が今季3度目の実戦登板で、オープン戦では最後の登板になる見込みだ。前回登板の11日・ソフトバンク戦(みずほペイペイ)は3回5安打3失点で「イニングが伸びてからの球の質が落ちたところが失点につながった」と反省を口にし、改善を重ねてきた。リリースポイントを下げる“新フォーム”についても試行錯誤してきたが「開幕が近づくにつれて試合をやるたびに感覚もよくなっている」と手応えを口にし「昨年苦しんだ分がようやく生きてきているかな」と前を向いた。

 この日はG球場で先発投手練習に参加し、ノックやダッシュなどで調整した。「自分の中で納得できる投球ができればそれが一番。開幕に向けて、いい準備ができているんじゃないかな」。27日に迫るシーズン開幕へ万全の準備を整える。(臼井 恭香)

◆G過去10年間の開幕戦と開幕投手

16年 3○1ヤ ○菅 野

17年 6○2中 ○マイコラス

18年 1●5神 ●菅 野

19年 0●5広 ●菅 野

20年 3○2神 ○菅 野

21年 8○7D -菅 野

22年 4○2中 ○菅 野

23年 3●6中 -ビーディ

24年 4○0神 ○戸 郷

25年 6○5ヤ -戸 郷

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