大相撲春場所10日目(17日、エディオンアリーナ大阪)

 1敗をキープしてV戦線の先頭を走る霧島(音羽山)にとって隆の勝(湊川)は最初の難関といっていいだろう。過去の対戦は6勝17敗。

特に2019年の秋場所から22年の夏場所まで9連敗している。立ち合いの馬力に負けてこれまでは、苦し紛れの引き技に逃げようとして墓穴を掘ってきた。今場所は立ち合いのが当たりがいいから後ろに余裕はあるが、立ち合いを失敗すると一気に持っていかれる可能性もある。

 同じ1敗の琴勝峰(佐渡ケ嶽)も“天敵”との対戦が組まれた。正代(時津風)との過去の対戦は1勝7敗。まったく歯が立たない状況が続いている。今場所は1敗をキープしているが、取り口に特徴はない。これが琴勝峰の持ち味かもしれないが、気持ち良く終盤戦を迎えるためにも負けられない一番といえる。

 横綱・豊昇龍(立浪)はもう負けられないだろう。横綱になって一度も優勝がない原因は前半に取りこぼしが多いことに尽きる。中盤から後半にかけて力を発揮するのがこれまでの豊昇龍。若元春(荒汐)との一番は通過点に過ぎない。

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