ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われたお笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー斉藤慎二被告の第2回公判が17日、東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)で開かれた。

 午前11時に開廷し、斉藤被告は初公判時と同じく黒スーツに紺ネクタイ姿で出廷。

髪形はいつもの七三オールバックで、目は充血しているようだった。

 被害者Aさんの母親への証人尋問が行われた。傍聴席と証言台の間には高さ2メートルのついたてが設置された。Aさんの母親は「私は今回、娘が被害に遭った様子から今日までの様子を証言しに来ました」とした。Aさんと母親は同居中。被害に遭った日、自宅を出る前のAさんの様子について「テレビの撮影に行くという緊張とワクワクしているような、そういう感じを見受けました」と振り返ったが、仕事中のAさんから「ジャンポケ斉藤めっちゃ気持ち悪いんだけど」「チューしようとしてきた」と被害を訴えるLINEが届いた。母親は「気持ち悪いと思いました。『え、最低。そんなことばかりしているんだろうね』『たいして面白くないくせにね』」と返事をしたという。その後、Aさんから連絡はなかった。

 仕事を終えて自宅に帰宅したAさんに向かって母親が「おかえり。お疲れさま。

大変だったね」と声を掛けると、Aさんはわいせつな行為を受けたことを告白。当時のAさんの様子について「子どもがじだんだを踏んで『嫌だ、嫌だ』みたいな。そのようなやるせない気持ちを体で表していました。半分泣いて、悔しさとつらさが入り交じったよう」と証言した。

 さらに、母親が「抵抗したんでしょ」と問うと、Aさんは「当たり前じゃないの」と回答。その後もAさんは「何で私ばかりこんな目にあうの」「もう死にたい」と取り乱していたという。母親はAさんに対し「とにかくまず、うがいをして」「シャワーもしなさい」と提案。当時の自身の心境を「そんなこと、仕事に行ってありえない。しかも初対面の方。とても信じられることではありませんでした」と振り返った。

 事件から4日後に心療内科を受診。医師から勧められたため、その翌日に警察に被害を相談した。

事件以降のAさんについて「とてもメンタル面が変わりました。悪夢を見る日が多くて、寝るのが怖い。寝るために睡眠薬が不可欠です。悪夢を見たときにはパジャマがビッチョリぬれて、しぼれるほど」と明かし、「事件当日も仕事に期待を持って出かけていったのに、ものの数時間で想像もしないようなことになってしまった。今日まで苦しんでいます」とか細い声で話した。

 斉藤被告は母親の証人尋問中は終始伏し目がち。母親が話し終わると、ようやく目を開けて前を向いた。

編集部おすすめ