大相撲春場所10日目(17日、エディオンアリーナ大阪)

 東序ノ口2枚目・若一輝(放駒)が西同3枚目・千代青梅(九重)を寄り倒し、3勝2敗とした。

 15日に先代師匠で元大関・若嶋津の日高六男さんが肺炎のため、69歳で亡くなった。

同日夜に部屋宿舎で師匠の放駒親方(元関脇・玉乃島)から悲報を聞いて初めての取組。「体調が良くないのは分かっていたけど、すぐには気持ちの整理ができなかった。今日は先代の教えを守って『前に、前に』と思って。教えられたことをやりきろうと、それだけを意識した」と白星を届けた。

 若一輝は日高さんに角界に誘われ、当時の松ケ根部屋から2014年春場所で初土俵を踏んだ。けがにも悩まされたが、日高さんの寄り添う指導に支えられてきた。「松ケ根、二所ノ関部屋時代があったので、今もまだ続けられている。その時代に師匠でいてくれたことに感謝です。他の部屋だったら、絶対続いていない」と断言した。

 約1年前に先代の部屋で開かれた食事会が、最後の対面となった。春場所開催後には通夜・告別式が営まれる。「胸を張っていい報告ができるように、今場所はしっかり勝ち越します」と気合を込めた。

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