ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われた、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー斉藤慎二被告の第2回公判が17日、東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)で開かれ、被害女性Aさんが初出廷した。斉藤被告側から示談金2500万円の申し出があったが「実刑を求めます」と拒否。

事件当日の生々しいやり取りが判明した。

 Aさんは法廷と別室を映像でつなぐビデオリンク方式で出廷。最初は午前9時台に斉藤被告から左手でフェースラインに沿うように頬をつかまれた後、ディープキスされ、右胸を触られたと主張し「驚きました。初対面でまだ朝。妻子持ちであることも知っていました。仕事の中のロケバスでキスをしてくるなんて、この人は異常じゃないかと怖くなった」と怒りをあらわにした。

 2度目は午前10時台に再びディープキス。Aさんから斉藤被告の子どもの話や23年の不倫報道で契約終了になったCMの話も振ったが、正午過ぎに斉藤被告が下半身を露出し、わいせつ行為にいたった。3度全ての被害後に斉藤被告から「ごめんね、ついかわいくて」と言われたことを明かし「反省している感じではなく、デレデレしていた。腹立たしくて屈辱的」と話した。AさんはPTSDを発症。フラッシュバック症状や不眠に悩まされ、仕事も休職したという。

 Aさんの母親も出廷し、被害直後のAさんから「ジャンポケ斉藤めっちゃ気持ち悪いんだけど」「チューしようとしてきた」とSOSのLINEが届いていたことを告白。帰宅後に「もう死にたい」と取り乱すAさんに対し「まずうがいをして。シャワーもしなさい」と提案したという。

 黒スーツに紺ネクタイ姿で出廷した斉藤被告は母親の証言中は終始伏し目がち。Aさんの証言中にはピンク色のボールペンで熱心にメモを取っていた。

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