日本競輪選手養成所(静岡県伊豆市・神山雄一郎所長)第129、130期生の卒業記念レース最終日が17日行われた。北海道出身では2人の選手が出場した。

 吉田恵利(22)=清尚学院高出=は苦しい苦しい養成所生活を乗り越えた。2024年7月の訓練中に落車。首の骨を骨折し、さらに脳挫傷の重傷を負った。一時は諦めかけたが、どうしても選手になりたいという強い気持ちが残っていた。休学後、復学するためのタイム測定をクリアして、何とか130期生としてバンクに戻ってきた。「諦めなくて良かった。周囲の支えがあったからこそ。本当に感謝しています。予選で敗退したが、最終日は見事1着。「最後に勝てて良かった」とほほ笑んだ。パティシエの資格も持つ吉田。遠回りはしたが、この経験がきっと生きてくるはずだ。

 129期生の佐藤凱王(ときたか、23)の登録は埼玉だが、出身は美幌町で、池田高校を卒業した。中学時代はスピードスケート1500㍍で全国7位の実績を持つ。「強豪校からの誘いもありましたが、強い相手に勝ちたくて池田高校を選びました」。日大に進学後も競技を続けたが区切りを付け競輪へ。在所成績は38位と決して好成績ではなかったが、スピードスケートで鍛えた身体能力の高さ、勝負根性は競輪向き。「1年、長かった。デビューしてからが本当の勝負ですから」と気持ちを新たにした。今期生は19日に卒業式、5月のルーキーシリーズでデビューする。

編集部おすすめ