◆オープン戦 巨人3―2ヤクルト(17日・東京ドーム)

 開幕まで残り10日となり野手の競争が激化している。

 2月のキャンプ2軍だった育成選手の平山功太外野手が2軍から参加する形で2試合連続「1番・中堅」でスタメン出場し、2試合連続本塁打を放った。

 左手骨折のリチャードに代わり12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)から1軍に合流した増田陸内野手は、15日の日本ハム戦(東京D)に「5番・一塁」で出場し3打数3安打。この日も「5番・一塁」で2安打を放った。

 阿部監督は2月のキャンプイン時に「レギュラー白紙」、「全員にチャンスがある」と掲げ、1、2軍の全選手に可能性があると掲げてきた。「新しいジャイアンツを作る」と固定観念を持たず、フラットな目で見極めるとし、実際に2軍キャンプに足を運んで視察したこともあった。

 今、その言葉に奮起して応えるかのように、2軍で黙々と出番に備えてきた選手たちが1軍の競争に新風を吹かせている。

 この日は途中から増田陸が一塁から二塁。浦田が二塁から遊撃。門脇が遊撃から三塁に回り、捕手の岸田が一塁に入った。

 捕手争いも大城、甲斐、小林、山瀬と大激戦。捕手併用でいった場合、岸田の一塁の可能性も十分ある。

 新外国人のダルベックは一、三塁を守れる。三塁にはキャンプから体調の良さが光る坂本、石塚もいる。

 外野にも育成選手の平山という新星が登場した。

 良い意味で開幕メンバー、野手の布陣が見えてこない部分が多いのは、それだけ可能性があるということ。

 阿部監督は、激しいチーム内競争について「蹴落とす競争をしている訳じゃない。高め合う競争をしている」とも話していた。

 複数ポジション守れる選手も多く、柔軟に、さまざまな可能性を開幕直前まで見極めていく。(片岡 優帆)

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