◆WBC 決勝 米国―ベネズエラ(17日・米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 初優勝を狙うベネズエラが9回に勝ち越した。

 同点に追いつかれて迎えた9回、先頭のアラエスが四球で出塁。

代走・サノハが二盗を試み、米国からチャレンジ要求されたがセーフ判定覆らず無死二塁に。4番E・スアレスが左中間へ勝ち越しの適時二塁打を放った。地鳴りのような歓声が響き、場内はお祭り騒ぎとなった。

 世界一をかけた一戦の先発マウンドに米国は、昨季メジャーデビューした有望株のマクリーン(メッツ)を送った。ベネズエラはMLB通算94勝左腕のロドリゲス(ダイヤモンドバックス)が先発した。

 序盤から主導権を握っていた。両チーム無得点の3回。1死一、二塁の好機をつくり、迎えたのはベネズエラの2番・ガルシア。4球目が暴投で1死二、三塁となり、ガルシアが中犠飛を放った。重要な先取点を奪い、ナインやファンは大熱狂。大きな得点が刻まれた。

 さらに5回だ。

先頭のアブレイユが中堅へ豪快なソロ。貴重な追加点を奪った。

 投げては先発したロドリゲスが好投。5回途中無失点と強打の米国打線を封じた。8回にマチャドがハーパーに同点2ランを浴びるも、その後攻撃陣が奮起し、勝ち越しに成功した

 ベネズエラは初優勝を目指している。アクーニャ(ブレーブス)、アラエス(ジャイアンツ)らタレントぞろい。準々決勝で前回王者の日本に勝利すると、準決勝ではイタリアに逆転勝ち。初めて決勝に進出していた。前回23年大会では米国に敗れて敗退しただけに、リベンジの思いをたぎらせている。

 米国は17年大会以来2度目の制覇を目指している。主将のジャッジ(ヤンキース)らを中心に戦力は充実。優勝大本命とみられていた中、1次ラウンドでイタリアに敗れ、一時は敗退の危機を味わった。

それでも2位で通過するとカナダとドミニカ共和国を撃破して、決勝に進んでいた。

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