歌舞伎俳優の中村勘九郎中村七之助が全国11か所を巡る「春暁歌舞伎特別公演2026」(25日まで)を開催している。

 「歌舞伎を初めて見る人にも気軽に楽しんでもらいたい」という理念で始まった中村屋の巡業公演は今年で22年目。

舞踊「艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)」には虫売り、朝顔売り、団扇売り、蝶々売りなど江戸の町に生きるさまざまな人々が登場。さらに中村いてうが感情豊かに踊り、観客を楽しませる。

 歌舞伎俳優による「墨塗女(すみぬりおんな)」は78年ぶりの上演。女性の心理を描く物語性の強い舞踊。18代目中村勘三郎さんが得意とした「身替座禅」にも近い、コミカルな要素を含んだ松羽目物の演目だ。勘九郎がお人よしで真面目な大名、七之助がしたたかさを秘めた女性の花野、いてうが花野の裏の顔を冷静に見ている太郎冠者を演じている。

 20日に大阪・高槻城公園芸術文化劇場トリシマホール、21日に福岡・J:COM北九州芸術劇場大ホール、22日に佐賀・鳥栖市民文化会館大ホール、25日に青森・リンクステーションホール青森で上演する。

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