NHKの井上樹彦(たつひこ)会長が18日、東京・渋谷の同局で行われた会見で、米動画配信大手ネットフリックスが国内独占放映権を獲得しているWBCについて言及した。

 井上会長は「放送権料の著しい高騰によって国民の視聴機会が限られるのは、競技の普及という視点からもあまり望ましくない。

国民的なスポーツイベントを誰もが楽しめるようにするのはNHKの役割。今後、関係者の間で前向きな議論の場が設けられることを期待する。連携も含めた新たな機会を模索することも必要」と語った。

 WBCの中継はできなかったが「NHKとしてはニュースや番組でWBCの話題はお伝えしてきた。放送権料がいたずらに高騰して視聴する機会が限られるのは望ましくない。ただ、受信料で運営しているNHKとしては、無制限に支払うわけにもいかない。放送権をめぐる情報を更に収集・分析して、NHKとして放送すべきスポーツコンテンツを取捨選択することになる」と説明した。

 連携の構想について「具体的な構想には至っていない。地上波でやってくれという声は大きいが、経費の問題もある。連携のやり方の模索は検討の余地がある、ということ」と述べた。

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