大相撲春場所11日目(18日、エディオンアリーナ大阪)

 西序ノ口14枚目・森麗(もりうらら)が東同20枚目・旭太陽(大島)に熱戦の末に押し倒されて、2勝4敗で負け越しが決まった。

 立ち合いで20歳下の旭太陽が勢いよく当ってきて後退したが、押し返し、前に出て攻めた。

だが、体勢を崩した瞬間を狙われ「ああっ」と声を出しながら、土俵外へ。「負け越したくなかったので、前に出たら勝機があると思った。動きの中で前に出ようと思ったけど、体が追いつかなくて崩れてしまった」と悔しさをにじませた。

 先場所で38場所連続負け越しの自己ワースト記録に並んでいた。先場所の映像を見返し「前に出ていなかった」と反省。今場所は攻める意識を持ち、2勝3敗と踏ん張っていた。この日の朝、午前7時前に宿舎を出発する際、師匠の大嶽親方(元幕内・玉飛鳥)とばったり会った。普段は出発時間が早く、朝は顔を合わせる機会がほとんどないだけに「びっくりした」。師匠から「今日の一番、見てるからな。自信持っていけ」と送り出され、勇気をもらったが、惜しくも白星には届かなかった。

 「森川」のしこ名で03年名古屋場所で番付にしこ名が載ってから、史上ワーストとなる38場所連続負け越しを喫した。デビュー以来113戦連敗で引退した競走馬・ハルウララにちなんでしこ名を改め、2009年九州場所で勝ち越しを決めた。

その後も全休は一度もなく、38歳まで土俵に立ち続けているが、昭和以降で序ノ口以上の史上ワースト記録の39場所連続負け越しとなった。

 負け越し記録で注目されることについては「最初はちょっと嫌だったけど、ここまで来たらしょうがないなと思っている。相撲界でやってきた証し」と心境を明かした。記録で注目を浴びることで、応援してくれる人も増えたと実感している。「(負け越しが続く)7年は長いですね。あともう一番あるので、来場所につなげたい」。下を向くことなく、来場所も勝ち越しを目指していく。

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