J2北海道コンサドーレ札幌MF田中克幸(24)が、23歳最終戦に続き、24歳初戦でも勝利をつかみ取る。札幌は18日、2日間のオフを終え、ホーム・甲府戦(21日)に向けて、宮の沢で練習を再開した。

 軽快な動きで存在感を示した田中克は、14日のアウェー・磐田戦(1〇0)で、DF西野奨太(21)の決勝点につながる働きを見せた。「チームの勝利に貢献できたのは良かったですし、まず(90分で)1勝できたっていうのも良かったかなと」。今季初の勝ち点3を手にした一戦を思い返し、少しだけ表情を緩めた。

 同戦では後半31分から、4試合ぶりにピッチに立った。0―0のアディショナルタイム2分、セットプレーの流れで自陣に残っていたが、左からのボールを受けて右にパスを出すと「リスクもあったけど、自分は前の選手なので」と前に出て行った。そこからボールがつながり、田中克が1タッチで出した縦パスをオーバーラップしたDF高尾瑠(29)が折り返し、西野のプロ初得点となった。「展開したところで止まっていたら、あのゴールは生まれていないと思うので。出した後に動いて、流れの中でボールに関わって、アシストにつながるパスをできたっていうのは、少なからず貢献できたかな」と口にした。

 3年目で初の開幕スタメンを飾った今季だったが、2戦目の途中出場後、出番がなかった。「そこでメンタルがぶれてるようじゃダメだと。出た時にどれだけできることを増やせるか。そこにフォーカスしながら取り組んできた。

それがあったから、少ない時間の中でも結果につながった」。腐らずに向上を図ってきた日々をそう振り返った。

 磐田戦翌日の15日、24回目の誕生日を迎えた。「24歳の決意? 特にないですよ」。そう照れ笑いした田中克が何より欲するのは、1分でも長く躍動すること。「結果を出し続けていれば、自ずとピッチに立つ時間も増えてくると思うので。そこを目指してぶれずにやることをやって、自分の成長につなげて、良い1年にできたら」。24歳初戦は、今季初連勝で飾りにいく。(砂田 秀人)

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