歌手の五木ひろしが18日、大阪・フェスティバルホールで「『よこはま・たそがれ』から55年 五木ひろしアニバーサリーコンサート」を開催。78歳とは思えないパワフルなステージで36曲を熱唱し、ナニワのファンを魅了した。

 白のスパンコールのジャケットにボウタイを結んで登場した五木。右の拳をグイッグイッと振るい「よこはま・たそがれ」を届けた。そしてトークでブレイク前を振り返った。松山まさる、一条英一を経て、三谷謙として1970年に出場した大阪・読売テレビ制作の「全日本歌謡選手権」で10週連続勝ち抜いてグランドチャンピオンに輝き、翌71年に現芸名となり同曲で再デビュー。「大阪が“五木ひろし”のふるさとでございます」と頭を下げた。

 続いては70年代のヒット曲メドレー。「長崎から船に乗って」では「♪長崎から船に乗って…」と歌ってから「…大阪に着いた」と歌詞を変えてファンを沸かせた。「細雪」と「長良川艶歌」では長着に羽織姿。琴の生演奏と芸妓の舞いの演出で、男女の恋慕をしっとりと歌いあげた。

 全身白のスリーピースに差し色の黄色いチーフで現れた「夜明けのブルース」では「♪ここは松山、二番町の店」と歌うところを「♪ここは大阪、フェスティバルホール」として、やんやの喝采を浴びた。「VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~」では2018年の「NHK紅白歌合戦」でDA PUMPとコラボして以来続けている「U.S.A.」ダンスを軽やかに披露。終演後に「あれやると、息が切れるんです」と苦笑いを浮かべた。

 約2時間10分のステージのラストを飾ったのは「4月8日に新曲出ます」というマキシシングル収録の3作。「渚の女」「あさきゆめみし」「千年の懸想文(けそうぶみ)」で幕を閉じた。

 五木は「1965年にデビューしたものの売れず、背水の陣の思いで『全日本歌謡選手権』に臨みました。10週勝ち抜きを達成することができ、1971年『よこはま・たそがれ』で五木ひろしとしてデビュー。走って走って走り続けて、皆様の応援のおかげで今年55年を迎えることができました。今回のアニバーサリーコンサートでは、歌は世につれ世は歌につれ…昭和・平成・令和、それぞれの時代を振り返りながら、五木ひろしの55年を感じて楽しんでいただければ幸いです」とコメントを寄せた。コンサートツアーは5月11日に埼玉・大宮ソニックシティなどで開催予定。同月23、24日には愛知・御園座で「御園座創立130周年記念 五木ひろしスペシャルコンサート」も実施する。

編集部おすすめ