俳優の森田剛、女優の藤間爽子が18日、東京・紀伊國屋ホールで行われた舞台「砂の女」(19日開幕)の合同取材会に登場した。

 第14回読売文学賞を受賞し、20以上の言語に翻訳された安部公房の同名小説が原作。

昆虫採集に来た男(森田)が砂穴の家から出られなくなり、そこに住む女(藤間)と奇妙な共同生活に巻き込まれていく。主演の森田は役柄に関して「すごく敏感な役でもあるというか、(言われた)言葉に対して100%で返したり、傷ついたり落ち込んだり。普段生活していてこんなに(心を)解放することがないので、やっている時はたのしい」と語った。

 藤間の印象については「腰が強いなっていうか、体も心もぶれない」と語り、「(動きの)重心も低いし、砂の中で生活してたんだなって。実際に取っ組み合うシーンもあるので、『これ負けるな』って感じがしている」と本音を漏らした。

 演出を手掛けた山西竜矢氏は今作の魅力に「一番見逃してほしくないのは安部公房という素晴らしい作家が書いた作品の力強さ。今、僕たちがもう一回再現できているんじゃないかなと思うので、原作の力強さと、それが今に結びついているのを見ていただけたら」とPRした。

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