ドイツ1部(ブンデスリーガ)でプレーするボルシアMGの日本代表FW町野修斗(26)が18日、リーグ主催のメディアラウンドテーブルに参加し、北中米W杯に向けた思いを明かした。今季はリーグ戦25試合3得点と苦しい時期を過ごすが「W杯がなければ、何度もくじけそうになっているような難しいシーズン。

でもW杯のためなら、どれだけ苦しくても心折れずにやれる」と話した。日本代表は19日、イングランド(3月31日)、スコットランド(同28日、現地時間)と対戦する英国遠征のメンバーを発表する。

 昨季はドイツ1部キールのエースとして11ゴールを挙げ、古豪ボルシアMGに移籍した町野。しかし今季は先発わずか7試合。「感情の浮き沈みもある中で、監督の求める守備の部分や、攻守が切り替わった時のスピード感を意識しています」と、先発できない怒りを練習、そして途中出場で与えられる時間にぶつけ、アピールを続けている。

 途中出場の多い今季は「(出ていない時間に)試合をよく見て、どこにスペースが空くのか、相手がどうプレスしてきて、どこが少し遅れて出てくるのか、そこを見ながら、イメージを持ちつつ、ピッチの中で再確認する、ということはやっている」。日本代表でも途中出場する機会が多いだけに、この経験を少しでも成長に生かそうと、必死にもがいている。

 22年カタールW杯は湘南からメンバー入りしたが、出場はなし。「W杯で体感した会場が揺れる感じや、試合に入っていく緊張感は鮮明に思い出せる」と語る。センターFWだけでなく、南野拓実(モナコ)ら負傷者が多いシャドーでもプレー可能な町野。苦悩の日々で得た成長を、W杯で発揮するイメージを日々抱き続けている。

 ◆森保ジャパンでの町野 カタールW杯後、一時は代表未招集の時期もあったが、25年3月に約2年ぶりに代表復帰。

主に途中出場で起用され、周囲を生かす器用さも発揮。シャドーで途中出場した25年11月18日のボリビア戦では得点も決めた。森保ジャパンでは1トップにFW上田綺世、シャドーには南野拓実、久保建英が主に起用されてきた。しかし南野が左膝負傷で長期離脱、久保も負傷中で迎える英国遠征は、町野のシャドー起用にも期待がかかる。

 ◆町野 修斗(まちの・しゅうと)1999年9月30日、三重・伊賀市出身。26歳。大阪・履正社高を経て18年に横浜M加入。J3北九州を経て21年にJ1湘南へ。23年6月にドイツ2部キールへ完全移籍。23―24年シーズンに2部リーグ2位でチームは1部昇格。24―25年は1部で11ゴール。今季ボルシアMGへ完全移籍。

日本代表としては22年7月の東アジアE―1選手権で3ゴールと活躍。同年11月のカタールW杯に、負傷辞退したDF中山雄太に代わる追加招集でメンバー入り。国際Aマッチは13試合5得点。血液型A。185センチ、82キロ。

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