日本代表は19日午後、イングランド(現地時間3月31日)、スコットランド(同28日)と国際親善試合で対戦する英国遠征のメンバーを発表する。昨年11月のガーナ、ボリビア戦以来となる国際Aマッチは、6月の北中米W杯に出場するメンバー発表前、最後の対外試合となる。

注目ポイントは、チームの核と言える選手の不在を誰が埋めるのか、という点だ。

 今年2月に左足首を手術したキャプテンのMF遠藤航(リバプール)は招集外が確実。また遠藤が不在時には、キャプテンマークを巻くことが多かったMF南野拓実(モナコ)も、昨年12月に左足の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、手術を受けており不在だ。さらに今月15日の水戸戦で、右足太ももを負傷したとみられるDF長友佑都(FC東京)も、招集は難しい。他にもMF久保建英(Rソシエダード)、DF板倉滉(アヤックス)、DF伊藤洋輝(バイエルン)らも負傷からの復帰途中となっている。

 一方、長期離脱からの復帰が見込まれる選手もいる。DF冨安健洋(アヤックス)は、今月14日のオランダ1部、スパルタ戦でアヤックス加入後初先発。アーセナル時代の24年5月19日・エバートン戦以来、664日ぶりの先発で、左サイドバックとしてプレーした。森保一監督は、DFラインなら全ポジションでハイレベルなプレーが見込める冨安に、大きな信頼を寄せており「(時間限定の)ピンポイントでも我々の戦力になり得る状態だと見極めた時は招集したい」と語っていた。コンディション面が上向いてきた今、英国遠征での代表復帰は濃厚となっている。

 さらに昨年11月に左手指などの負傷を負ったGK鈴木彩艶(パルマ)も、今月13日のセリエA・トリノ戦で先発復帰。試合勘の不足からかミスもあったが、その実力に疑いはなく、復帰は濃厚だ。

またMF守田英正(スポルティング)は、クラブで欧州CLベスト16進出に貢献するなど、コンディションは上げており、昨年3月以来の復帰となる可能性はある。

 ポジション別に見れば、アタッカーの人選が注目だ。直近3試合(ボリビア、ガーナ、ブラジル戦)では、2シャドーを南野と久保のコンビが務めたが、2人とも負傷中。佐野航大(NEC)や鈴木唯人(フライブルク)ら招集歴のある選手たちに加え、松木玖生(サウサンプトン)、塩貝健斗(ヴォルフスブルク)ら、未招集組のサプライズ招集にも期待がかかる。

 森保監督は、この4年間をかけてチームのラージグループを広げる作業を続けてきた。W杯まで3か月を切った段階で、主力に負傷者が続出している現状は苦しい。ただ英国遠征では現状を受け止め、さらなるチームの可能性を探る作業が必要となる。

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