タレントのタモリ(80)がMCを務めるテレビ朝日系「タモリステーション」(27日・後8時)では、「ヒット商品100年史!」と題して昭和時代を彩った人気商品を選出する。今年は昭和元年(1926年)から数えて満100年。

専門家にアンケートを実施し、昭和100年で代表的なヒット商品を10年ごとに選出。家電、コスメ、食料品、ファッションなどさまざまなジャンルのヒット商品を通じて時代背景を読み解いていく。

 昭和元年~昭和10年(1926年~35年)は第1次世界大戦や関東大震災による不況で家庭が困窮し、栄養不足が社会問題化。そんな中、食べ盛りの子供たちを救うために登場したのが、栄養菓子“グリコ”だ。牡蠣(かき)の煮汁にたっぷり含まれているエネルギーになりやすいグリコーゲンを使った「グリコ」を開発し、大正11年(22年)に本格発売した。昭和7年(32年)に登場したのが“髪洗ひ 花王シャンプー”。日本人が髪を洗う頻度は1か月に1回程度だったが、この商品の出現によりシャンプー文化が浸透していく。

 昭和11年~昭和20年(1936年~45年)でスポットを当てるのは、戦時下の女性の国民服ともいわれた“もんぺ”。それまで主婦の服装の定番は割烹(かっぽう)着だったが、動きやすいもんぺが推奨され、戦況の悪化とともに普及した。敗戦後の昭和21年~昭和30年(1946年~55年)は戦時中に禁じられていた女性の“オシャレ欲”が開放。昭和21年(46年)には、“キスミー特殊口紅”が大ヒットしている。

 昭和51年~昭和60年(1976年~85年)は日本が世界的経済大国としての地位を確立し、消費社会が成熟していった“転換の10年”。

生活習慣を変えた家電が出現し、パソコンやテレビゲームが普及していく。昭和63年(88年)頃から始まったバブルは平成3年(91年)にあっけなく崩壊。令和2年(2020年)のコロナ禍を経て、現在は“手軽”で“機能性が高い”アイテムがもてはやされる一方、商品には“他者とつながりたい”という気持ちが見え隠れするようになった。

 昭和100年の歴史を総力分析した2時間。時代背景が文化を生み、ヒットにつながっていく様が伝わる貴重な番組となっている。

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