日本バレーボール協会(JVA)は18日、海外出身の有力女子選手が日本国籍を取得する際に、担当者が虚偽の上申書を作成していたと明らかにした。組織としての関与は否定する一方で、ガバナンスに問題があったことを認め「大変厳しく受け止めている」との声明を出した。

関係者によると、上申書は事実と異なる内容で法務当局に提出された。日本協会の川合俊一会長(63)は19日に会見する予定。

 組織力の改善が見られるどころか、新たなほころびが浮かび上がった。協会内の担当者が虚偽の上申書の作成を続けたことについて、協会、川合会長は「初めて認知した事象」とした。担当者と幹部による意思疎通が全く図れていないことが浮き彫りになった。関係者によると、「改革」をうたい、推し進める川合会長に対し、協会内に“反対勢力”が存在し、今回の連携に影響した可能性がある。

 協会内の人間関係のいざこざに巻き込まれたのは、日本国籍を取得し、日本代表入りを目指した女子選手だ。23年に国際バレーボール連盟(FIVB)が変更した規定を協会が見逃したことで、両国で代表になれない状況が続いている。協会は社会的にも、選手からも信頼を失う行動が続く。川合会長は「誠実な対応」を口では約束したが、同時に組織内のほころびを直すことも急務だ。

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