◆オープン戦 巨人8―0ヤクルト(18日・東京ドーム)

 狙い澄まして振り抜いた。巨人・佐々木俊輔外野手(26)は打球が右翼スタンドに吸い込まれたことを確認しても、そのままスピードを落とさずにダイヤモンドを一周した。

「あまりホームランを打ち慣れていないので。ちょっと速くなっちゃいました」。本塁打にはもったいない快足だった。

 6回にキャベッジの代走で途中出場。7回1死二塁の第1打席で、4番手・拓也の高め直球を振り抜いた。「しっかりミートしに行こうと。捉えられたなという感触はありました」。オープン戦1号は、3年目にして自身の“東京ドーム1号”でもあった。「やっぱり気持ちいいなと。しっかりシーズンで打てるようにという思いもまた持てたので、それは良かったかなと思います」。打って再びあの快感を味わう。

 スイッチが入った。

同じ外野手の育成3年目・平山が15日の日本ハム戦、17日のヤクルト戦と2戦連発。「あそこでチャンスをもらって結果を出せるのもすごい。それがあったから自分は今日も打てたのかなというのもある。育成とか関係なしに急に支配下登録されてスタメンもあると考えたら悔しいので、負けないようにやりたい」。年下の同期から刺激を受け、オープン戦で25打数10安打、打率は4割に到達した。

 激しい外野手の争いは続き、オープン戦は残り3試合。「自分ができることをしっかりやった中で、決めるのは監督含めコーチ陣。少ないチャンスですけど、しっかり準備してあと3試合、自分のやるべきことをやりたい」。真っすぐに開幕スタメンを狙い続ける。(臼井 恭香)

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