MLBのマンフレッド・コミッショナーが、次回第7回WBCの開催がMLBシーズン中になる可能性についてふれたことをAP通信が18日(日本時間19日)、報じた。

 17日(同18日)にベネズエラの初優勝で幕を閉じたWBC。

2006年の第1回大会からキャンプ中の3月に行われてきたが、規則には投球数制限などが含まれており、選手を派遣する各球団はより厳しい制限の要求はもちろん、参加許可を与えないこともできる。しかし、MLBのマンフレッド・コミッショナーはAP通信の取材に対し「シーズン中のトーナメントに本気で検討するなら、WBCは理想的な形になる」。ただ、オールスターとの兼ね合いもあり、すぐさま実現することは簡単ではない。

 今年のWBCは計47試合で161万9839人の観客を集め、過去最高だった23年の130万6414人から約24%増加した。06年が計39試合で74万451人だったことを考えると、大会の価値は年々高まってきていることは間違いないだろう。決勝戦の数字は出ていないが、今回のWBCで最も視聴されたのは米国とドミニカ共和国の準決勝で、「FS1」と「FOX Deportes」で約737万人を記録した。23年決勝の日本―米国戦の約520万人を大きく上回る最高記録だった。

 同コッショナーは「2006年に私たちが始めた場所とは似ても似つかない。今回は別のレベルに行ったと感じている」と語ったという。だが、シーズン前の開催だったこともあり、米国代表ではスクバル(タイガース)の登板が1度限りに制限されるなどした。米国のデローサ監督は「もしシーズンの中の開催になれば、参加を断る選手は誰もいなくなると思います」と話している。

 現在、MLBと選手会は28年ロサンゼルス五輪に選手が参加することについて交渉している。

オールスターブレイク中に行われる6か国のトーナメントは、第7回WBCに大きな影響を与える可能性があるようで、マンフレッド氏は「私たちにとっての問題は(次回のWBCを)29年にするか、30年にするのかということだ。多くの人から『さらに4年も待たせないで』とメールをもらった。WBCは3年か4年のサイクルが適切だと思う。タイミングは関連する種類の国際的な取り組みについて私たちがどうするかによって決まるだろう。私は(MLB選手の)五輪参加に関して楽観的であり続けているし、もしオリンピックでプレーするなら、28年7月から(WBCの)29年春というのは短い期間であり、それは考慮しなければならないことだ。それが結果を決定付けると言っているわけではないが、考えなければならないことだと思う」と説明した。

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