第98回センバツ高校野球大会の開会式が19日、甲子園球場で行われ、北照(北海道)の手代森煌斗(きらと)主将(3年)が選手宣誓を務めた。

 同校の選手宣誓は、2010年センバツに出場した元ヤクルト・西田明央氏以来16年ぶり。

北海道勢として初めて同一校による2度目の大役を終え、「練習通り言葉がすらすら出てきたので、いい選手宣誓になった。100点です」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 宣誓文には、昨年まで同校のテクニカルアドバイザーを務め、直接指導を受けてきた西田氏と同じく「威風堂々」を盛り込んだ。18日のリハーサルでは飛び飛びになる場面もあったが、本番では力強く言葉を発し、「(甲子園を)目指していても来れなかった選手、少年少女への思いを胸に言えたのでよかった。(西田氏には)感謝もそうなんですけど、これからも頑張りますと伝えたい。夏もぜひやりたいです」と笑みを浮かべていた。

 出場32チームでただ一人、選手宣誓に立候補。抽選で見事に大役を射止めた17歳は「(緊張から)解放された。北照高校らしく一体感を持って全員で勝ちに行きたい」。第3日第3試合の専大松戸(千葉)戦で、13年ぶりの白星も射止めてみせる。

 全文は以下の通り。

 宣誓 16年前、この場所で私の高校の先輩が、選手宣誓をしました。

その先輩の指導を受けてきた私は今、同じ場所で同じ役目を務めています。

 夢は1人のものではなく、人から人へと受け継がれ、未来へとつながっていきます。

 かつて高校球児だった者たちが世界の頂点を争う、その原点に甲子園があります。この夢の舞台を目指し、泥と汗にまみれながら歩んできた全ての高校球児の歩みが、野球王国・日本を作ってきました。

 こうしてつながっていく私たちの夢が、平和の上に成り立ってることを忘れず、ともに戦ってくれてる仲間、ここまで育ててくれた家族、そして夢をつないでくれた先輩への感謝の気持ちを胸に今、この時、この日をいつまでも大切に忘れずに、威風堂々戦い抜き、次の世代の夢となることを誓います。

令和8年3月19日

選手代表

北照高等学校野球部主将

手代森煌斗

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