女優の芳根京子が19日、東京・渋谷のNHKで行われた同局の特集ドラマ「有罪、とAIは告げた」の取材会に出席した。ドラマはBSプレミアム4Kで28日に、BSで5月16日に放送される。

 芳根演じる新人裁判官が、裁判所に試験導入されたAIと対峙(たいじ)する社会派エンターテインメント作品。驚くべきスピードで社会に浸透しつつあるAIと、それを使う人間のあり方を問う。

 主人公の新人裁判官・高遠寺円(こうえんじ・まどか)を演じた芳根は「何とも難しく面白い、不思議な作品。裁判の判決では白黒が付けられない印象。今の時代だからこその作品になった」とあいさつした。

 自身はAIを積極的に使いこなすことがなく「時代についていけていない」という芳根は「『ヘイ、Siri』と言ったら私のスマホは話すんですかね」と苦笑するほど。演じた主人公について「そんなにAIに頼る人物ではないのが共感できる。人間にしかできないこともあるよね、という女性」と説明した。

 役作りのために、実際の裁判を見に行ったといい「5、6時間見入ってしまった。傍聴が初めてで、のめり込むように見学した」。昼食をテーマにした同局「サラメシ」で裁判所を特集した回も視聴し「まさか(ナレーションを務めた)中井貴一さんのサラメシからこのドラマにつながるなんて。身近ではない職業だからこそ調べた」と振り返った。

 これまで殺人犯などを演じてきたが、判事役は初めて。法廷を舞台にした演技に「すごく背筋がピンとした記憶がある」と回想した。作品に関わって「AIはいいところもあれば怖いところもある。うまく使っていけたら強いものになる。共存できたらいいと感じた」と感想を語った。

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