元大阪府知事・元大阪市長の松井一郎氏が19日、大阪・読売テレビのニュース番組「かんさい情報ネットten.」に生出演。大阪都構想をめぐる市議団・府議団について言及した。

 都構想を議論する「法定協議会」設置案は、大阪維新の会の市議団から「市民の理解を得られていない」との反対もあり、横山英幸大阪市長は議案提出を見送った。一方、この日の府議会で開かれた総務常任委員会で大阪維新の府議団は「継続審議」を決めた。

 番組によると今月4日、松井氏は維新の市議団約20人と会食。番組冒頭では「一杯飲んでいただけ」としたが、市議の一部が「府議からプレッシャーを与えられている」との旨を松井氏にこぼしたという。

 松井氏は「府議会は市議会をもっと待ってあげるべき」と主張。維新の市議団は4月にタウンミーティングを行う予定で「市民に精緻(せいち)な世論調査をかけるべき」と提案した。維新市議団が議案提出に納得するラインについて、2015、20年の都構想住民投票で反対多数で敗れた松井氏は「住民投票前の世論調査では(賛成)プラスだった(賛成44%、反対41%=読売テレビ・読売新聞社調べ)。それで負けたので、半分(50%)は超えないと」と答えた。さらにタウンミーティングには「府議団の皆さんも参加して生の雰囲気を感じて欲しい」と要望した。

 松井氏と「考えた方は一致していない」と話している吉村洋文知事は、府市両方の議案提出をこの日、「リミットは5月(の議会)ですので」と語ったが、松井氏は「スケジュールありきでは誤解を生む」と、もっと慎重に丁寧に議論すべきと主張。さらに「(都構想の)旗振り役は横山(英幸大阪)市長。ボクや橋下さんが責任を取って辞めたのは我々が市長だったから。

市長が最終責任者であるべき。大阪市をなくす、市長のイスをなくすわけだから。(維新は)横山さんを全面に押して住民と向き合うべき」と、吉村知事よりも重要なポジションであることを強調した。

編集部おすすめ