オンライン学習塾「小論文のトリセツ」を運営する株式会社skippr(本社・東京都港区)が、大学受験生400人を対象に「高校の小論文指導に関する実態調査」を実施し、19日、その結果を公表した。 

 大学受験は総合型選抜の拡大で小論文の重要性が増すなか、学校現場の指導実態と受験生のニーズに乖離(かいり)があることがリサーチで明らかになった。

 調査結果によると、400人のうち大学受験経験者・受験予定者290人に「小論文が課される受験を経験したことはありますか」の問いに114人(39.3%)が「受験した/受験予定」と回答。同様に290人に「高校の正規カリキュラムで小論文指導を受けましたか?」を問うと「十分な指導を受けた」は29.7%(86人)。「多少はあったが不十分」(26.9%)、「ほとんど受けなかった」(23.8%)、「まったく受けなかった」(19.7%)と約7割が「不十分」と感じており、高校教育における小論文指導の空白が浮き彫りになったという。

 高校在学中の小論文対策(290人回答)は「先生の個別添削」(33.5%)、「授業内演習」(30.7%)に次いで「何もしなかった」も27.6%と3割近い数字に。「学習塾・予備校を活用」は10.3%で、対策手段の格差が顕著だった。

 小論文の苦手意識は「非常に苦手」(20.0%)と「やや苦手」(40.9%)を合わせると合計で60.7%が苦手意識があり、受験生の6人中4人に該当する割合となった。

 苦手な理由は「正解がわからない・評価基準が不明」(52.3%)で最多。次いで「自分の意見をまとめるのが苦手」(48.3%)で、その根本は個人の能力差ではなく評価基準の不透明さにあると同社は分析している。

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