大相撲春場所12日目(19日、エディオンアリーナ大阪)

 横綱・豊昇龍(立浪)は関脇・霧島(音羽山)の上手投げに屈し、痛恨の3敗目を喫した。立ち合いで張り差しから右の下手を取って強引に攻めたが、相手に左上手を許し、土俵際で投げられた。

幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「張り差し? 読まれると横綱でも苦しい。豊昇龍は今日もそうだけど、負けた一番がね。もったいない」と評した。

 直接対決で1敗の霧島を引きずり下ろし、並ぶことはできなかった。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は取組前「今日が一番大事。勝てば近付く。負けたらもうないんじゃないか」と大一番と位置付けていたが、残り3日で2差に後退。横綱初賜杯が遠のいた豊昇龍は、支度部屋に戻ると「あー、くそっ」と悔しがった。

 付け人が制する形で取材は断ったものの、報道陣に「明日、霧島(の相手)は誰?」と逆質問。厳しい状況とはなったが、逆転Vへの執念を感じさせた。

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