◆ファーム・リーグ 巨人9―2中日(19日・ジャイアンツタウンスタジアム)

 巨人の小林誠司捕手(36)がプロ13年目にして“2軍1号”を放った。

 守備から途中出場。

直後の8回1死一、三塁の第1打席でサイド右腕・伊藤に対すると、カウント1―2からスライダーを完璧に捉えた打球は左翼芝生席で弾む3ラン。球場は大歓声に包まれた。2013年ドラフト1位で入団し、2軍戦97試合目での初アーチ。1軍では通算822試合に出場して16本塁打を残してきた。ルーキーイヤーから1軍で戦い続けてきたことを示す一発となった。

 キャンプは2軍で過ごしたが、グラウンドで誰よりも声を張り上げチームを鼓舞。ミスには厳しい声をかけ、雰囲気を締める役割も果たした。石井2軍監督は「見習う部分がたくさんある。生きた教材」と評し、田口2軍バッテリーコーチも「誠司がきついことでも率先してやってくれる。本当に助かる」と信頼は厚い。

 阿部監督はこの日、捕手の開幕メンバーの見極めについて「キャッチャーは最後の最後だね」と、直前まで検討するとの見通しを示した。1軍の捕手4人体制については「可能性は低い」とし、小林、岸田、大城、甲斐、山瀬の5人で3枠を争う。

長年司令塔を務めたベテランが、今季もチームを縁の下で支える。

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