2010年のNHK紅白歌合戦に出場した歌手・クミコが、あらゆるジャンルの楽曲を“シャンソン的”な解釈で再定義するコンセプト・アルバムの第2弾「シャンソンティックな歌たち Vol・2~時代を紡ぎ、物語を歌う~」(全10曲)を5月27日に発売する。

 アルバムには、クミコが「今、シャンソンティックに届けたい」と願う楽曲が収録された。

核となるのは、クミコが敬愛する伝説のシャンソン歌手・金子由香利のカバー曲。シャンソンとして昭和最後の大ヒット曲となった「再会」を新たに録音した。NHKで1979年から82年まで放送された「ばらえてい テレビファソラシド」内で、故・永六輔さんによって紹介されたナンバー。当時、一世を風靡(ふうび)した退廃的な世界観に挑んでいる。

 金子の楽曲では、角川映画の第1作「犬神家の一族」(76年)のメインテーマになった「愛のバラード」にも挑戦した。

 ほかに中島みゆき「時は流れて」や、ザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」をカバー。コンサートの定番曲である「愛の追憶」「幽霊」も新録された。

 魂を込めた新曲「ピエロの真珠」は、ダーク・ダックス「花のメルヘン」の作者でクミコと晩年に交流のあった故・敏としさんの作品だ。5月30日に東京・府中の森芸術劇場ふるさとホールでの公演で共演するコーラスグループ「ベイビー・ブー」も参加。アルバムの精神性を象徴する一曲に仕上がっている。

 4月4日にはコンサート「クミコ&タブレット純 昭和ジュークBOX~昭和歌謡とシャンソンの夕べ デラックス~」を控えるクミコ。新アルバムでは、時代とジャンルを超えて輝き続ける名曲たちに新たな息吹をもたらす。

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