◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾(72)が6日に東京・大田区総合体育館で行われた新日本プロレス54周年「旗揚げ記念日」に、唯一の旗揚げメンバーとして帰還した。1月4日デビューの東京五輪柔道金メダルのウルフアロンらと10人タッグに出場。

驚異的な肉体を披露した。

 藤波が「全身の筋肉を鍛えるにはこれが一番」と明かすのが「コシティ」を使ったトレーニングだ。野球のバットを太くしたような木製の器具で、“プロレスの神様”と呼ばれたカール・ゴッチさんが1972年3月の旗揚げまもない新日本で若手選手を指導していた時に用いた。両腕でコシティを振り回すことで全身の筋肉、体幹が強化されるという。

 現在、コシティは市販されていないが、藤波が出版した「マッチョ・ドラゴン式トレーニング 古希でも闘える体づくり」(ホーム社、2310円)では、コシティを一般人にも応用できるように「ペットボトル」を使ったトレーニングを提唱している。

 「ペットボトルのサイズはどれでも構いません。できれば中に水を入れて重さを感じながら回してほしい」と伝え「大きく肩を回すから肩こり予防にもなります」と言う。今年5月にデビュー55周年を迎えるマッチョドラゴン。72歳でメインイベンターとしてリングで戦える理由は「コシティ」にあった。(プロレス担当・福留 崇広)

 

 ◆福留 崇広(ふくとめ・たかひろ) 1992年入社。デジタル編集部。「さよならムーンサルトプレス 武藤敬司『引退』までの全記録」(徳間文庫)、「テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち」(イーストプレス)などの著書あり。

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