◆センバツ第3日 ▽1回戦  東洋大姫路2─ 3花咲徳栄(21日・甲子園

 2003年センバツ準々決勝で延長15回引き分け再試合の熱戦を演じた両校の23年ぶりの再戦で、東洋大姫路の背番号11の左腕・下山大翔(3年)が好投した。

 身長166センチ、69キロと小柄な左腕は、23年前のエース左腕・グエン・トラン・フォク・アンと重なる。

「自分も技巧派なので、同じタイプだと思う」という“アン2世”が花咲徳栄打線を翻弄(ほんろう)した。

 「カットボールが良かった」と6回1死までノーヒット投球。「ベンチに帰って『ノーヒットやで』と言われて気がつきました」と無我夢中で投げきった。8回に失策からみで3点を失った。「エラーで(自分が)抑えてやろうと思って力みにつながった」と反省した。

 岡田龍生監督(64)は「うまく打者の打ち気をそらしていた。低めに丁寧にとは言っていたけれど、200点満点くらいあげたい」と評価した。

 23年ぶりの再戦について、「アンさんと似たようなピッチングはできたけれど、負けてしまったので、自分の力が足りなかったです」と悔しさをみせるが、「自分の球が全国に通用することが分かった。岡田先生を勝たせたかった。夏に恩返ししたいと思う」と前を向いた。

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