大相撲春場所14日目(21日・エディオンアリーナ大阪)

 関脇・霧島(音羽山)が、2023年九州場所以来、14場所ぶり3度目の優勝を決めた。霧島は大関・安青錦(安治川)に敗れ、2敗目となったが、追う横綱・豊昇龍(立浪)と西前頭5枚目・琴勝峰(佐渡ケ嶽)が、ともに黒星で4敗に後退し、霧島の賜杯獲得となった。

 霧島は2日目に、西前頭2枚目・美ノ海(木瀬)に敗れたものの、3日目からは、強い当たりから主導権を握っての速い相撲で快進撃を続け、12日目には優勝を争う横綱・豊昇龍に勝利するなどで栄冠をつかんだ。

 霧島は、先々場所は東前頭2枚目で11勝、先場所は関脇で11勝。今場所は現在、12勝。大関昇進の目安は「三役で直近3場所で33勝」だが、霧島はすでに34勝を挙げ、大関復帰の可能性がある。復帰となれば、1969年名古屋場所以降、大関から降下した場所で10勝以上という特例以外で、魁傑、照ノ富士に続いて3例目。

 ◆霧島 鉄力(きりしま・てつお、本名=ビャンブチュルン・ハグワスレン)1996年4月24日、モンゴル・ドルノドゥ県出身、29歳。陸奥部屋に入門し、霧馬山のしこ名で2015年夏場所、初土俵。20年初場所、新入幕。23年春場所、新関脇で初優勝。同夏場所後に大関昇進。師匠のしこ名を受け継ぎ、霧島に改名。同九州場所で2度目の優勝。

24年4月、陸奥親方の定年退職に伴い、音羽山部屋に転籍。同年夏場所後、在位6場所で大関から陥落。186センチ、149キロ。

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