大相撲春場所14日目(21日、エディオンアリーア大阪)

 東幕下38枚目・矢後(押尾川)が東36枚目・朝玉勢(高砂)を押し出して4勝3敗。4場所ぶりの勝ち越しを決めた。

 押し相撲の朝玉勢の当たりを胸で受け止め一気に前に出た。「(直近の)3番はいい相撲が取れました。これを来場所(5月10日、両国国技館)につなげたいです」と笑顔を見せた。

 1勝3敗からの4連勝。「まわしが取れないなら前に出ようと体が動いてくれました。開き直ったわけではないですけど、何かを変えないといけないと思いました」。直近3場所は全て3勝4敗。やっと悪い流れを断ち切ることができた。

 師匠の押尾川親方(元関脇・豪風)は「よく挽回しました。最近はあそこが痛い、ここが痛いと言わなくなりました。そういう気持ちの変化も勝ち越しにつながったと思います。かつては幕内、十両で頑張っていた力士ですから。

前に出れば強いですし、ここ一番も強いんです」と話した。

 両親も北海道・芽室町から観戦に訪れ、声援を送った。夫婦で13日目から観戦するのが定年後の楽しみだという。「やっといい報告ができます」と矢後は胸をなで下ろしていた。

編集部おすすめ