大相撲春場所14日目(21日、エディオンアリーナ大阪)

 関脇・霧島(29)=音羽山=が14場所ぶり3度目の優勝を決め、大関復帰の可能性が高まった。大関・安青錦(21)=安治川=の下手投げに屈して2敗目を喫したが、3敗で追っていた横綱・豊昇龍(26)=立浪=、西前頭5枚目・琴勝峰(26)=佐渡ケ嶽=がともに敗れた。

優勝争いの対象力士が3人以上で、14日目にそろって土がついてのV決定は年6場所制となった1958年以降で初の珍事。春場所は大荒れの結末になった。

 ◆霧島に聞く

 ―勝って終わりたかった。

 「いつも通り楽しんで取ろうと思った」

 ―14場所ぶりの優勝。

 「長かった。優勝のチャンスがあってもできなかった」

 ―大関陥落などを経験しての優勝。

 「明日はお母さん(エンフゲレルさん)の誕生日なので優勝したかった。娘(アヤゴーちゃん)も(23年九州場所の)2回目の優勝は(まだ3歳で)恥ずかしがって万歳ができなかった。1年前から万歳の練習をしていた娘の約束を守れた」

 ―多くの支えがあった。

 「音羽山親方には『諦めずにやることをやろう』と言われていた」

 ◆14日目に対象力士が総崩れでの優勝決定 年6場所制となった1958年以降で過去1度。82年名古屋場所で1敗の千代の富士が隆の里に敗れたが、直後に若乃花が琴風に敗れ、千代の富士の優勝が決定。3人以上が対象では例がない。

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