オープン戦最終戦に先発した則本昂大投手が4回6安打2失点でマウンドを降りた。開幕ローテ入りが確実視される新戦力の仕上がりをスポーツ報知評論家の村田真一氏はどう見たのか。

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 相手が古巣やし、力みもあったんかな。則本の調子は良くなかったね。立ち上がりから真っすぐは浮き気味で変化球も思うように制球できていなかった。でも、真っすぐに力はあったからこれを軸にして、何とか初回を1点でしのいだ。これが大きかったね。2回以降も真っすぐは浮いていたけど、球威があった分、それがかえってよかったのかもしれんね。逆手に取ったような感じでチェンジアップとフォークで高低をうまく使った。3回の浅村、マッカスカーから奪った三振なんかまさにそれよね。

 ボイトに甘いスライダーで一発浴びたけど、この試合の調子ならソロはOKと見るべきかな。さすが場数を踏んできた投手よ。長いシーズン、必ず調子が悪い試合はある。そのときに悪いなりにまとめられるか否かが貯金を作れる投手かどうかの差になるからね。

球数がかさんだから4回でマウンドを降りたけど、不調でも試合を壊さなかったベテランらしい、まずまずの出来やったと思う。

 則本に関して未知数なのはスタミナということになるかな。ここ2年くらいはリリーフ中心やったし、3巡目以降の対応力はシーズンに入ってみないと分からんからね。ただ元々は球界を代表するエース。若いころの勢いはないかもしれんけど、この試合のようにベテランらしく乗り切っていってほしいね。(村田 真一)

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