阪神大賞典・G2が3月22日に行われ、武豊騎手騎乗の1番人気のアドマイヤテラ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父レイデオロ)が勝利し、重賞2勝目をマークした。鞍上の武豊騎手は1987年のデビューから40年連続の重賞V。

自身の持つ前人未到の記録を更新した。

 同騎手の重賞初制覇は、デビューした1987年の10月11日に行われた京都大賞典で騎乗したトウカイローマンによって達成。当時の報知新聞には以下の通り報じられている。

 新人・武豊はデビュー以来初の重賞勝ちを飾った。待望の、という表現はルーキーに対して適当でないかもしれない。だが、武豊の周囲には確実にそんなムードがあった。新人最多勝更新のカウントダウンに入ったスーパールーキーに欠けていたものが重賞のタイトルだった。シヨノリーガルでの2度の2着。とくにセントウルSの鼻差惜敗で、初重賞制覇はいつかが注目の的になっていた。

 が、まさかだ。このトウカイローマンでやってのけるとは・・・。オークス馬とはいえすでに7歳。

57キロの別定重量では善戦は見込めても勝つまではというのが、大方の予想だった。それをあっさり覆してしまうのだからこれはもう“天才”というフレーズを使ってもいいだろう。

(中略)

 このジョッキーの実力は、間違いなく数人のトップクラスに入るもの。だが、そんなルーキーもG2制覇を前にしては冷静ではいられなかったようだ。最終レースが終わってからのヒーローインタビューでは、ちょっぴり苦笑してこういった。「ところで、2着は何だったんですか」

編集部おすすめ