◆センバツ第4日 ▽1回戦 山梨学院5―3長崎日大(22日・甲子園

 優勝候補の山梨学院が、最速152キロの投打二刀流・菰田陽生主将(3年)の先制弾など初回5点の猛攻で長崎日大を振り切り、23年春以来の頂点へ向けて好スタートを切った。山梨県勢はこの白星で、春夏通算80勝となった。

 「2番・一塁」で先発した菰田をアクシデントが襲ったのは5回。2死一塁でゴロを処理した三塁手からの送球が本塁方向にそれ、捕球を試みた際に打者走者と接触。そのまま一塁ベース付近に倒れ込んだ。治療後一度はプレーに復帰も、6回の守備から退き、ベンチで声を張り上げ、仲間を鼓舞した。

 お立ち台には左手の患部を器具で固定して、包帯でグルグル巻きにした痛々しい姿で登場した菰田だったが、甲子園初アーチの感触を「甲子園で打ちたいと思っていた」と笑顔で振り返った。左手については「今は動かすと少し痛いくらい。(痛いのは)手首。まだこれから病院に行って診断を受ける形です」と話した。

 交代に関しては自ら希望したことを明かし「なんとしても勝ってほしかった。(交代後も)キャプテンとして声で引っ張ることができてよかった」と話した。

 2回戦は26日、大垣日大(岐阜)と対戦する。菰田は「自分の中でも苦しいというか本当に試合に出たいですし、診断結果はわからないですけど、本当に少しでも軽傷であってほしい。


やっぱり自分が下を向いても、何も始まらないと思うので、少しでもチームにプラスになるような言葉をかけることであったり、次の試合につながるようなことをしていきたい」と前を向いた。

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