◆オープン戦 巨人2―6楽天(22日・東京ドーム)

 光を見い出してオープン戦を終えた。4回2死二塁。

巨人・則本昂大投手(35)は昨季までの女房役・太田を三ゴロに仕留め、予定のイニングを投げ抜いた。「まだまだ改善しないといけない」と険しい顔つきながら「チャレンジしたいことはある程度できた」。修正力も見せた83球でローテ入りを当確。開幕2カード目となる中日戦(バンテリンD)に向けて調整を進める見込みとなった。

 テーマがあった。右打者の内角へ多投したスライダーだ。3日前の練習中、現役時代に対戦した阿部監督から言われた。「元々武器でもある。投げないのはもったいない」。近年は外角にひっかけていた球種。狙い所をあえて内に変えることで「鋭いカドのある変化球」という昔の感覚を呼び起こした。4回1死では逆球をボイトに被弾したが「1つのキー」を思い出すきっかけに。

指揮官も「少し封印してたけど僕が投げさせた。いい課題も出た」と前進ぶりにうなずいた。

 昨季まで13年間を過ごした古巣・楽天との初対決で6安打5奪三振。スライダーの改良も「今しかできない。次につながる。シーズンで結果を出して信頼、居場所を勝ち取りたい」。FA戦士として求められる活躍は自覚している。(堀内 啓太)

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