阪神・藤川監督の表情は自信に満ちあふれていた。9勝5敗1分けで終えたオープン戦の総括会見で、パワーワードを連発した。
「シーズンに向かう前としては手応えは非常に感じています」
「最後まで戦い抜く準備は完璧にできた」
「足りないところは何もない」
言葉を裏付ける充実ぶりだ。この日の先発・伊原は5回3安打無失点の快投で、今春の実戦に5登板して計19回零封。ハイレベルなローテ争いを制し、29日の巨人との開幕3戦目(東京D)の座を確実にした。救援陣も石井が左アキレス腱(けん)断裂で不在のなか、ともに2年目の早川、木下ら若手右腕に経験を積ませながら、あらゆる継投を想定。オープン戦のチーム防御率1・44は断トツだ。
攻撃陣では、高卒5年目の中川が打率3割1分と奮闘し、昨季レギュラーを固定できなかった左翼の開幕スタメンに名乗りを上げた。不振の新外国人ディベイニーを2軍に落とし、状態を上げさせる余裕もある。
「昨年の(優勝の)ことは忘れましたね。ここからは気持ちを上げて東京に乗り込む。宿敵・巨人に、もう全力で立ち向かう」
臨戦態勢は整った。あとは、球団初のセ・リーグ連覇を成し遂げるのみだ。(小松 真也)










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