相撲部屋で作られる料理を総称して「ちゃんこ」と呼ぶ。今回は元大関・琴欧洲が師匠を務める鳴戸部屋の「チキン南蛮」「とろろ長芋焼き」を紹介する。

部屋は元料理人で、元幕下・琴大信の江元大悟マネジャー(41)を中心に力士たちが作る。師匠で、ブルガリア出身の鳴戸親方は新弟子時代は「日本食について何も知らなかった」と笑うが、今では外出時も全メニューをチェックする。

 チキン南蛮作りは、相撲部屋らしく豪快だ。ボウルに1・5キロの鶏もも肉を入れ、塩とこしょうで下味をつける。タルタル作りにはゆで卵20個使用。潰してみじん切りにしたらっきょうを加える。同マネジャーが「料理人時代のまかないで教わった」という。甘口のらっきょうの汁を少し入れておくことが隠し味。甘酢タレは「甘酸っぱくだが、甘さが勝つようにする」のがコツだ。

 鶏肉は、二度揚げがポイントでサクサクになる。「家庭で作る際にはフライパンで揚げ焼きしてもOK」。ご飯に合うとろろ長芋焼きは長芋がおやきのように、フライパンで焼く。

栄養価のあるおやつとしてもぴったりだ。

 鳴戸部屋は、師匠の現役時代に化粧まわしを贈呈していた明治から看板商品「ブルガリア」のヨーグルトや牛乳が定期的に届く。同親方は「ヨーグルトは栄養が最高に良い」とニヤリ。部屋は昨年名古屋場所で欧勝馬が新三役に、今年の初場所で欧勝海が入幕2場所目で優勝争いするなど勢いがある。その裏にはちゃんこの存在がある。(山田 豊)

 ◆チキン南蛮(5人前)

 ▽材料 鶏もも肉500グラム、卵、塩、こしょう、かんたん酢、生卵、ゆで卵、漬けらっきょう、麺つゆ、小麦粉、砂糖、みりん、しょうゆ、マヨネーズ

 ▽作り方 〈1〉鶏もも肉にブライン液(塩とこしょう計25グラム、小麦粉50グラム、生卵2~3個)を入れてびしゃびしゃになるまで混ぜる〈2〉甘酢ダレ作り…砂糖大さじ1、みりん40ミリリットル、しょうゆ20ミリリットル、かんたん酢10ミリリットルを混ぜる〈3〉和風タルタル…ゆで卵2個を潰す。麺つゆ小さじ1、塩とこしょう少々。細かく切ったらっきょう30グラム、マヨネーズ100グラムを混ぜる〈4〉揚げ物用の鍋で熱したサラダ油に鶏肉を入れる。焦げ色が付いたら取り出す〈5〉揚げたチキンを甘酢ダレにさっと漬けてからタルタルソースをかける。

 ◆とろろ長芋焼き(同)

 ▽材料 長ネギ1本、長芋300グラム、卵、麺つゆ

 ▽作り方 〈1〉長ネギを斜め切り〈2〉長芋の皮をむいてからおろす〈3〉長ネギととろろを卵と麺つゆで混ぜる〈4〉フライパンで焼いて焦げたらひっくり返す。

編集部おすすめ