◆センバツ第4日 ▽1回戦 東北5―1帝京長岡(22日・甲子園

 春夏通じて初の甲子園出場となった帝京長岡は東北に敗れ初戦で姿を消した。

 3番・右翼でスタメン出場した川村光翼(3年)は9回2死からの第4打席で右前安打を放った。

「絶対つなげようと思った」。4打数1安打、試合には敗れたが笑みがこぼれた。

 初出場チームながら、川村は甲子園2度目の出場になる。1年夏に木更津総合で甲子園メンバー入り。プレーする機会はなかったが、背番号19でベンチ入りした。だが「環境を変えたくて」と昨年1月末に帝京長岡へ転校した。

 元日本ハム投手の芝草宇宙監督(56)からも誘いもあり、新潟の地へ。転校した場合は原則1年間公式戦に出場できない(一家転住などは除く)。そんな川村を昨夏、芝草監督は主将に任命した。「転校は初めてだったしなじめるか不安だったけれど、みんなが付いてきてくれたおかげで学校でもなじめました」。

 2年ぶりの聖地・甲子園が、帝京長岡の選手としての初めての公式戦となった。異なる2つの学校に所属して、それぞれが甲子園出場を決めるのは極めて珍しいケースとなるが「みんなでプレーできて楽しかったです」と川村。

転校した時に甲子園に行ける可能性は3年夏の1回限りだと思っていたというが、自身がプレーできない中チームが昨秋の北信越大会で優勝し、センバツ切符を勝ち取った。「(木更津総合で)1年生の時も連れてきてもらって。今回もみんなに連れてきてもらった。夏は絶対、自分が(活躍して)甲子園に連れて行きたい」。この日は9回に安打を放つなど4打数1安打。夏に“3度目”の出場を誓っていた。

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