プロ野球は22日にオープン戦の全日程を終了。27日の開幕戦に向け、12球団が調整を終えた。

昨季セ・リーグ3位の巨人は、先発陣の整備と岡本が抜けた打線の再構築をテーマに、キャンプから2か月近くをかけて準備を整えた。阿部監督の就任3年目。昨年からの変化に迫る。

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 オープン戦の成績は大きく向上した。昨年は7勝7敗2分けの6位タイだったが、今年から10勝5敗1分けで日本ハムに並ぶ1位。攻撃面での進化が好成績の一因となった。

 チーム打率は.246から.260へとアップ。岸田(.471)、泉口(.400)ら主力が順調な仕上がりを示し、レギュラーを狙う増田陸(.467)、佐々木(.333)、浦田(.317)らが高いレベルでしのぎを削るという理想的なオープン戦となった。

 もう一つ、昨年と雲泥の差だったのが守備だ。チームとして守備力アップをテーマに掲げる中、失策数は昨季オープン戦の「11」から「3」へ激減。防御率は3・13(25年)、3・11(26年)と大きな変化がなかった中、堅実な守備がオープン戦1位を支えた。

 開幕カードは昨季のリーグ覇者・阪神が相手。

「新しいチームを作る」、「生まれ変わる」という阿部監督の思惑通り、チームの陣容は、いい意味で様変わりした。山崎の故障離脱を受け、開幕投手にはドラフト1位の竹丸を抜てき。球団64年ぶりの新人開幕投手という異例の起用に、指揮官の決意がにじんだ。2戦目はハワード、3戦目はドラフト3位・山城を送り込む可能性があり、開幕3戦目までの先発が全て新加入なら球団史上初となる。

 打線は泉口、キャベッジを軸とし、「ポスト岡本」の期待がかかるダルベックに開幕4番を託すことが予想される。両股関節手術からリハビリ中の吉川に代わる開幕二塁手候補は、浦田と増田陸が激しいデッドヒートを展開した。昨季オープン戦からシーズン序盤にかけて苦しんだ坂本は、キャンプから好調を維持。「まだまだやれると思ってやっている」という言葉通り、最前線に立ちながらフレッシュなチームを支えてくれそうだ。

 数字を見ても、陣容を見ても昨年との“違い”を感じさせる今年の巨人。27日の開幕戦は、熟練のメンバーがそろう王者・阪神に、新しい巨人が挑む構図となる。

◆2026年のオーダー

1(左)キャベッジ

2(中)松本or佐々木

3(遊)泉口

4(一)ダルベック

5(捕)岸田

6(右)中山

7(三)坂本

8(二)浦田or増田陸

◆昨季開幕戦オーダー

1(左)若林

2(右)キャベッジ

3(二)吉川

4(一)岡本

5(中)ヘルナンデス

6(三)坂本

7(捕)甲斐

8(遊)門脇

9(投)戸郷

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