◆センバツ第6日 ▽1回戦 三重2―0佐野日大(23日・甲子園

 佐野日大(栃木)は、PL学園(大阪)の監督として春夏通算6度の甲子園制覇を果たした中村順司氏(79)の孫である中村盛汰主将(3年)が「5番・三塁」で出場。2回の第1打席で左前打、9回の第4打席では右前打を放った。

 チームは三重の上田晴優、古川稟久(ともに3年)のリレーの前に完封負け。「結果が全て。勝たなくてはいけなかった」と悔しさを表したが、祖父に対しては「期待に応えたいという部分もあったので、よかったです。全力で頑張ったということは伝えたい」と思いを述べた。

 大阪入りしてから、祖父とは毎日のように電話で会話してきたという。「『いつでもかけてこい』と言ってくれました。気持ちの部分で余裕を持てるような言葉をかけてくれるんです」と中村。心のサポートもあって生まれた2安打だった。

 順司氏は、監督として甲子園通算58勝。聖地で勝つことの難しさを味わった盛汰は「この舞台で何回も勝ってきたことは偉大だと、改めて思いました」。最後の夏に向けて「もう一回ここに帰って来て、校歌を祖父に聞かせたい。校歌を歌いたいです」と誓いを述べた。

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