◆センバツ第6日 ▽1回戦 三重2―0佐野日大

 甲子園で躍動する孫の活躍に、レジェンドの表情がゆるんだ。 

 佐野日大(栃木)は中村盛汰主将(3年)が「5番・三塁」で出場。

チームは完封負けを喫したが、2回の第1打席で左前打、9回2死無走者での第4打席では右前打を放った。

 祖父はPL学園(大阪)の監督として春夏通算6度の甲子園制覇を果たした中村順司氏(79)。この日、甲子園に足を運びネット裏で観戦した順司氏は「最後は意地で打ちましたね。よく頑張ったと思います」と奮闘をたたえた。

 中村の父・猛安氏(46)はPL学園、日大でプレーし、2021年夏に日大東北(福島)の部長として甲子園に出場。この日、3代で聖地に立つという中村家の夢がかなった。

 順司氏は、PL学園の選手としても1963年センバツの首里(沖縄)との1回戦で代走出場したが、打席に入った経験はなかった。盛汰は、3代で初めて甲子園の打席に立ち、しかも安打を放った。順司氏は「キャプテンとして試合に出させてもらってレギュラーとして頑張ったのは、ものすごい成長だと思います。選手としては『じい』と親父を飛び越えたかなと思いますね」と聖地で躍動する孫の姿を喜んでいた。

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