日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が23日、都内で開かれた。

 会合後に大島理森(ただもり)委員長が会見し、22日に閉幕した春場所(エディオンアリーナ大阪)を左肩のけがで4日目から休場した横綱・大の里(二所ノ関)に言及。

「ともかく体をしっかり治して、次の場所を目指してほしい。強い横綱を相撲ファンの皆様が期待しておられるわけだから。巡業に出ていただくことも大事だけれども、体を治していただくことの方に重点を置いてほしいという意見を出された方々が相当おられた」と述べた。

 また、11勝4敗だった豊昇龍(立浪)は「最後まで優勝争いに関わった」と評価しつつ、14日目の結びで敗れて関脇・霧島(音羽山)の優勝が決まったことについて、委員から苦言が呈されたと説明。「横綱という重い責任を果たせる姿を、さらに強い横綱を目指してほしい」と奮起を求めた。両横綱に対し、委員の総意として「期待と同時に、今後の努力を大いにお願いをしたいというのが、今日の一番大きな皆様方の共通した思い」と語った。

 初の綱取りに挑み、7勝8敗と苦しんだ大関・安青錦(安治川)には「相撲の世界の厳しさ、横綱への道のりの厳しさを体験されたと思います。しかし、これをまたスタートにして、さらに努力して上を目指して頑張ってほしい」との意見が出たという。大関復帰が確実となった霧島には「大関としての責任を果たすことと同時に、さらに上を目指して頑張ってほしいという意見があった」と期待。大島委員長は「琴桜関の10勝は良かったという意見もあった」と付け加えた。

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