大相撲の元大関・若嶋津で、15日に肺炎のため69歳で死去した日高六男さんの通夜が23日、千葉県市川市内で営まれ、角界出身者ら約400人が弔問に訪れ、「南海の黒ひょう」と呼ばれた昭和の人気力士をしのんだ。

 

 東前頭6枚目で22日に千秋楽を迎えた春場所で9勝を挙げた一山本は、先代・師匠と対面し、「おだやかな表情でした」と様子を語った。

先代・師匠には「今場所勝ち越せました」と報告し「来場所三役目指すと誓ってきました」と一山本。

 「少しでも恩返しできるように、土俵で自分の相撲をとれたらなと思います。よくしてもらったので、これからも気を引き締めて場所に臨んでいきたいなと思います」と語った。

 取材に応じた元横綱・若乃花の花田虎上さんは「父の弟弟子ですから、いつも可愛がってくれた。父にまた会って、お酒を飲んで楽しんでくださいと声をかけました」としみじみ。「いつも笑顔で、あんな優しい親方はいません」と故人をしのんだ。元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方、元小結・舞の海さんらも弔問に訪れた。

 鹿児島県出身の日高さんは元横綱初代若乃花が師匠の二子山部屋に入門し、1975年春場所で初土俵を踏んだ。83年初場所で大関に昇進し、84年春場所で初優勝。優勝は2度記録した。87年名古屋場所での現役引退後は松ケ根部屋を創設。協会理事に就任した2014年に年寄「二所ノ関」を襲名した。

17年秋に倒れて頭部手術を受け、療養生活が続いていた。妻は元人気歌手のみづえさん(旧姓・高田)。

編集部おすすめ