牧場での見学マナーについて、SNS上で活発なやり取りが行われている。

 タニノギムレットやローズキングダム、アドマイヤジャパン、ヒルノダムールなどの名馬をはじめ、数々の引退馬が余生を過ごす北海道日高町のYogiboヴェルサイユリゾートファームが3月23日夜、公式Xで重要なお知らせを発表した。

 文面は「当牧場は【観光牧場ではありません。】見学牧場です。種牡馬など危険な馬も多く在籍しており、軽い気持ちでの行動が重大な事故につながります。絶対に甘く見ないでください。」と書き始められ、同日に不用意に馬へ近づいたことによる咬傷事故が2件発生、3月に入り同様の事故が複数件発生していることを報告した。記入された注意事項から「近付いて自撮りをする」「無断で触る」などのルール違反が起こっていることが伺える。

 さらに「ルールを守っていただけないケースが急増しており、このまま改善が見られない場合、全頭へのニンジン給餌を禁止いたします」と伝え、状況が改善されない場合は見学を中止する可能性にも言及した。

 ​同牧場は引退馬の余生の不安定さを解決したいという趣旨で、2018年頃に創設。約50頭の馬が余生を送っている。予約なしで見学可能で、宿泊施設も完備し馬との時間をたっぷりと過ごせるが、ホームページには「ふれあい牧場ではごさいません。柵越しに見学、見守りましょう」など見学のルールが掲載されている。

 同牧場による投稿は24日朝までに170万回超が閲覧されるなど、反響を呼んでいる。ルールを守らず咬傷事故を起こした訪問者らには、ネット上で「馬は悪くない。

悪いのはルールを守らない人間」「自撮りか…信じられない」「サラブレッドを勘違いしてる人が多すぎます かわいい~なんて言って不用意に近づくなんてありえない」「これだけハッキリとした文章で、危険なこと・このままだと禁止にせざるを得ないことを書いてくださりありがとうございます」「インスタで映えるからと自撮り行為は逆に危険だよなぁ。。。動物園じゃないんだから。。。」「これ牧場にとっては死活問題で、勝手に入った挙句馬に噛まれて怪我した女性が裁判を起こし、牧場が賠償金払う為に多くの馬が処分されたって事件があった」と厳しいコメントが寄せられている。

 貴重なふれあいの場を提供してくれている牧場のため、ゆっくり余生を過ごす馬たちのためにも、ルール厳守を肝に銘じてほしいものだ。

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