大相撲の元大関・若嶋津で15日に肺炎のため、69歳で死去した日高六男さんの告別式が24日午前、千葉県市川市内で営まれた。角界出身者ら約300人が弔問に訪れ、「南海の黒ひょう」と呼ばれた昭和の人気力士との最後の別れを惜しんだ。

喪主は妻で元人気歌手のみづえさん(旧姓高田)が務め、現役時代からの盟友の元大関・琴風の中山浩一氏が弔辞を呼んだ。

 若嶋津さんの弟子で、22年夏場所後に現役を引退した元小結・松鳳山の松谷裕也さんは「まず、ありがとうございましたと。コツコツ頑張っていきます、と伝えました。師匠が元気な時に何回もゴルフに行ったりしたので、何十年後かに自分がいくかもわからないですけれど、その時はまた一緒にゴルフしましょう」と語った。

 現役時代にかけられた若嶋津さんの「前に出ろ」「大丈夫か」という言葉が、今も胸に残っているという。「師匠にはずっと『前に出ろ』と言われました。場所中に取組が終わったら師匠に挨拶に行くので、その時は『大丈夫か、勝てて良かったな』と言われていました。倒れられてからも、会った時には『大丈夫か』と言っていただいた。いなくなると思うとさみしいですね。まだあまり実感が湧かないというか、師匠がいなくなるのはちょっと考えづらいかなっていう気持ちですね」と話した。

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