J2藤枝は24日、焼津市内で札幌戦(28日・藤枝)に向け、練習を行った。前節の福島戦で今季初ゴールを決めたMF岡沢昂星(22)が、今季の変化に確かな手応えを感じている。

 待望の一撃は1―0の前半14分だった。攻守が切り替わった直後、MF中村優斗がボールを持つと一気にゴール前へ前進し、スペースに侵入。パスを受けた際のトラップは浮いたものの冷静に収め、切り返して相手をフェイントでかわすと、左足でゴールネットを揺らした。「しっかり狙って打てました。完璧に近いゴールだった」と笑顔で振り返った。一方で、決めきれなかったシーンには反省を感じていた。

 開幕戦からここまで7試合全て先発で出場。今季は数字にこだわりながらも、ボール際での“遊び”を意識している。C大阪ユース出身の22歳は、昨季、琉球から藤枝へ移籍。J1C大阪でトップ昇格を果たしながらも、トップデビューはJ3の琉球で迎えた。初のJ2となった昨季の藤枝では28試合に出場し1得点と結果を残し切れなかったず「慣れるのに必死だったシーズン」と振り返る。それでも今季は違う。

秋春制移行に伴う特別大会という環境もあり、「すごく成長できるチャンス。自分の価値を証明できる機会」と前向きに捉える。「必死さは持ちながらも、チャレンジできる余裕も大事。そうでないともったいない」と充実した表情を見せた。

 チームの変化も感じ取っている。今季は槙野智章新監督がスプリントコーチを外部から招いた。「走行距離は昨年の方が多いが、スプリントやプレスの強度は今年の方が上がっている」と分析。昨季は寄せるところまではいけても奪い切れない場面があったが、「体を入れて奪い切れる感覚がある」と成長を実感している。

 レンタル選手ではあるが、藤枝への思いは強い。「必要としてくれるクラブでプレーしたい。結果を残して恩返しがしたい」と語り、「カテゴリーに関係なく、試合に出ることが大事。J1の舞台に戻りたいという反骨心を持ちながら、挑戦を続けていく」と力を込めた。

 昨季は2戦とも負けている札幌戦で、その覚悟を結果で示す。「攻守にアグレッシブで、個の強さがある。また這い上がってくるチームになると思っているので、自分が今までやってきたアクションのサッカーを披露してしっかりたたきつぶしたい」と力を込めた。

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