22日に行われた第98回選抜高校野球大会の初戦で左手首付近を骨折した、山梨学院の最速152キロの投打二刀流・菰田陽生(3年)が今大会中は出場しないことが24日、決まった。

 同日に行われたチーム練習後、吉田洸二監督(56)が取材に応じた。

診断名は「(菰田は)左橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折」。全治は不明だが、じん帯などは痛めていない。次戦の出場について「常識的に試合出場は難しい。ベンチは入ると思います」と明かした。3年ぶりのセンバツVを目指して26日に2回戦の大垣日大戦を控えるが、投打の軸である主将を欠く緊急事態となった。

 菰田は初戦となった22日の長崎日大戦に「2番・一塁」で先発した菰田は、初回1死の初打席で初球のカーブを捉えて左越えソロ。甲子園1号となる特大アーチを放ったが、その後の守備でアクシデントに見舞われた。5回2死一塁でゴロを処理した三塁手からの送球が本塁方向にそれ、捕球を試みた際に打者走者と交錯。そのまま一塁ベース付近に倒れ込んだ。治療後一度はプレーに復帰も、6回の守備から交代した。

 今回の負傷を踏まえ、指揮官は「冷静に考えると、やはり一塁というポジション柄、どのポジションもですけどそこ(ケガの)のリスクはある。決めてはいないが、夏はこの経験を生かして考えていきたい。

ただ、彼の将来のことを考えれば守らせることもプラスになるので、そこはチームのスタッフと相談してやっていけたら」とした。今夏、登板しない場合にはDH(指名打者)に専任させるか、外野で出場させる可能性も示唆した。

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