J2藤枝は28日のホーム札幌戦に向け、24日に焼津市内で練習を行った。今季就任した元日本代表・槙野智章監督は5連勝がかかる次節へ、前節で見せた変幻自在のサッカーを継続し、連勝を伸ばす構えだ。

 前節のPK戦で勝利したJ3福島戦では、前半に3点を奪いながらも後半に同点に追いつかれた。3―2で迎えた後半43分、瀬戸際の場面で相手のセットプレーに対して試みたのが、裏を突くオフサイドトラップ。経過時間や試合状況を踏まえた発動条件の下、1月の鹿児島キャンプから取り組んできたトリッキーな戦術を大一番で選択した。

 指揮官は試合後、同年代の仲間から連絡が届いたことを明かした。「この状況でやるのはさすが」「特別大会をうまく使っている」といった言葉をかけられたという。笑いを交えながら「2018年ロシアW杯の(日本代表監督だった)西野(朗)さんくらいじゃないですか」と、同大会グループリーグ第2戦セネガル戦(2△2)でのオフサイドトラップを引き合いに出した。

 「これをやったことで、次節以降の対戦相手が何かを警戒してくれるだけでもプラス」。不敵な笑みを浮かべた指揮官は、これまで多彩な攻撃パターンをチームに落とし込んできた。その積み重ねを次節の札幌戦でも示す構えだ。札幌については「大宮と同様、昇格候補の一つ。そういう相手に対して、走って戦うだけでなく、攻撃の上乗せもできればいい」と意欲。藤枝の流れをより勢いづける。

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