22日に行われた第98回選抜高校野球大会の初戦で左手首付近を骨折した、山梨学院の最速152キロの投打二刀流・菰田陽生(3年)が今大会中は出場しないことが24日、決まった。

 同日に行われたチーム練習後、吉田洸二監督(56)が次戦の出場について「常識的に試合出場は難しい。

ベンチは入ると思います」と明かした。3年ぶりのセンバツVを目指して26日に2回戦の大垣日大戦を控えるが、投打の軸である主将を欠く緊急事態となった。

 診断名は「左橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折」。全治については「わからない」としたが、じん帯などは痛めておらず「中途半端に復帰させるのではなくて、しっかりリハビリをやらせたい」と明かした。今後、手術の選択肢も含めて話し合いを進めていくといい、「(自然治癒と手術の)どちらが彼にとってベストなのかを決めることになると思います」とした。

 同様の症例で離脱したケースとしては、24年8月11日に巨人に在籍したエリエ・ヘルナンデス外野手が、守備でスライディングキャッチを試みた際に負傷。同15日に「左橈骨遠位端骨折に対する観血的整復固定術」を受けた。過去の同様の手術例では全治3か月前後だったが驚異的なペースで回復し、約2か月後の同年10月中旬に復帰した例がある。

 投打二刀流の菰田の場合、打撃時に患部への負担がかかる野手に比べて投手での復帰の方が早い可能性もある。夏の山梨大会の開幕は7月5日。プロ注目の二刀流が、実戦復帰後に短い調整期間の中で最後の大会に臨む可能性が出てきた。

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